2017年9月24日 20時13分
平成29年の更新研修
昨日23日は中小企業診断士の更新研修のため青森市へ。
今回はRAB祭りと日程が被らなかったため、駐車場も余裕で確保。
毎年こうだと楽なのですが。
少し意外ですが、中小企業の経常利益は過去最高の水準にあるようで、景況感も改善に向かっているとか。
確かに私の顧問先も、直近の決算は前期よりも明らかに良くなっています。
少なくとも売上に関しては、はっきり増加傾向にあります。
アベノミクスの効果が地方にも波及してきたということでしょうか。
何故かニュースではあまり話題になっていませんが。
それとともに顕著なのが、後継者不足&働き手不足。
働き手のほうはAIやロボットの活用で代替できるものもあるとしても、後継ぎがいないのはどうにも…。
倒産件数は減少傾向にあるのに対し、休廃業や解散は増加しており、その理由として後継者不足を挙げる割合が約3割とのこと。
事業として利益を出せる構造にあるにも関わらず、後継ぎがいないことで事業を終えざるを得ないのは、もったいない話です。
もう一つ気になったのは「経営力向上計画」の認定について。
申請書2枚と添付書類を出すだけで、税制面・金融面での優遇が受けられ、更に補助金の優先採択まであるというオイシイ制度のはずですが、どうやら東北地方の認定件数が極端に少ないとか。
中でも青森県は特に少なく、事業者数に占める認定件数の割合が、僅か0.8%。
全国平均1.6%の半分という低調ぶりです。
講師を務めた経産局の担当者によれば
「申請を出してくれれば（認定の）ハンコはバンバン押していきます」
とのことなので、事業者の皆様も是非ご検討下さい。
とりあえず私も、改めて顧問先に経営力向上計画の申請を勧めてみます。
