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2017年11月23日 20時33分

方針転換

カテゴリー:税務・会計 , 話題

今日11月23日は勤労感謝の日ですが、語呂合わせで「イイぶんさん(1123)」ということで分散投資の日でもあるそうです。
色んな記念日があるんですね。
特に11月は「イイ○○」となるので、語呂合わせで記念日も多そうです。

分散投資の日ということで、今回はNISAの話題を。
ちなみにNISAの日というのもあり、2月13日がその日だとか。

平成30年から、新制度として積立型のNISAが創設されます。
従来のNISAとは選択式になり、1年ごとにどちらか一方を適用することになり、同一年中に両方を適用することは出来ません。

従来のNISAは、年間の投資額が120万円を上限(平成29年の場合)とし、対象となる金融商品もかなり幅広いラインナップでした。
ただ、どういった層を対象にしているのかが不明瞭だった部分もあります。
上限額120万円というのは、ガチの個人投資家にとっては明らかに少ないですし他方で投資初心者や普通の会社員に月10万円も投資に回す意欲や余裕があるとも思えません。

これに対して来年からスタートする積立NISAは、年間の投資上限額は40万円で対象商品も長期間の積立・分散投資に適した(比較的リスクの低い)投資信託となっています。
さらに非課税期間も最長20年となっていますので、こちらはもう老後の資産形成を目的とした制度と言えます。

国からの無言のメッセージとして
「公的年金はもうアテにしないで」
「自己責任で資産作りをやって」
ということでしょう。

同じく資産形成の制度としてiDeCo(個人型確定拠出年金)や個人年金保険等もありますので、税制の優遇を最大限活用して、将来に備えたいところです。

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