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2017年2月19日 19時02分

キャッシュレスでストレスフリー

カテゴリー:税務・会計

16日から平成28年分の確定申告の受付が始まりました。
特に今年はマイナンバーの記載が必須となって初めての申告ということで、窓口でもトラブルが予想されます。

プロ野球の世界ではキャンプインの2月1日を「球界の正月」というらしいですが国民にとっては2月16日が「納税の正月」に相当するんでしょうか。
もっとも、めでたく思っているのは税収が確定する国の方でしょうけど。

個人事業者様の会計帳簿を拝見して思うのが、事業用現金の扱いについて。
ある程度の規模で事業をしている場合を除き、おそらく個人の財布と事業の財布を分けていないケースが多いのではないのでしょうか。
このような場合、現金の残高がマイナスにならないように、または極端に過大にならないように店主勘定で調整し「それなりに」出納帳を作りますが、そもそも事業用の現金は無いという前提で処理するのも一法です。

現金での支払いは極力避け、カードや電子マネーでの決済※をメインに。
やむなく現金で払う場合も、店主借勘定(個人の財布から借りて支払った形)で処理すればOK。

(借方) 諸経費 ×××  (貸方) 店主借 ×××  ←こんな感じで

※カード等での決済は私的な支出と事業経費との混在が問題になりますが、まあそれは現金払いでも起こりうるものですので。

現金での(売上代金などの)回収の場合はちょっと面倒ですが、集金した現金をそのまま手を付けずに預金に一旦預け入れれば、預金明細がそのまま回収の記録になります。
入金を店主貸勘定で処理するのは、悪いとは言い切れませんがお勧めしません。
売上側の取引はキッチリと記録に残るもののほうがベターだと思います。

(借方) 店主貸 ×××  (貸方) 売上高 ×××  ←何か気持ち悪い

(借方) 預貯金 ×××  (貸方) 売上高 ×××  ←心が落ち着く

理想をいえば、全て振込入金にしてもらうのが一番ですが。

ちなみにクラウド会計を使えば、預金やクレジットカード等の明細を自動で取得し自動で記録することも可能です。
ITの力を借りて経理の省力化を図ることが出来ます。
興味をお持ちの方は是非ご検討下さい。

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