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2016年5月29日 22時03分

3分で出来上がり

カテゴリー:税務・会計

昼前にやっている料理番組のことではないです。
余談ですがキューピーではなくキユーピーが正しい表記らしい。

会計事務所に勤務していた頃に「これ時間の無駄じゃないか」と思うようなことがいくつかありましたが、その内の一つが総勘定元帳の製本です。
摘要欄の誤記をチェック⇒元帳を印刷⇒勘定科目ごとにラベル貼り⇒最後に製本
という流れで、一社分を作成するのに大体1時間前後。

顧問先に効率化をアドバイスする立場としても、利益に繋がらない作業に手間をかけるのはどうかと思い、現在は元帳を含めた会計データをCD-Rにコピーして社名と事業年度を書いたラベルをケースに貼っ付けて、おしまーい。
所要時間は約3分。
決算書くらいは紙で出力してお渡ししてますが(本音を言うとこれも止めたい)元帳は税務調査の時くらいしか使わないと思うのでこれで十分です。

注意点は「国税関係帳簿の電磁的記録等による保存等の承認申請書」という届出を税務署へ提出する必要があること。
なぜなら仕訳帳・総勘定元帳などの帳簿については原則として紙での保存が義務となっており、電子データでの保存は例外的という位置付けだからです。
電子データでの保存には事前にこの届出が必要なので、その点はお忘れなく。
まあ個人的には、この届出を出さなくとも税務調査が入ると分かってから改めて紙で出力する、というやり方でも良いのかなとは思います。

課税サイドとしても「申告は電子でやれよ※」でも「帳簿の保存は紙でやれよ」では手のひらクルクル状態ですから、首尾一貫してほしいところです。

※電子による確定申告は義務ではない(紙ベースでも当然OK)ですが、税務署からは折に触れ「電子申告の普及云々~」と言われているので…

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