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2015年7月1日 22時11分

マイナンバー制度に思う

カテゴリー:お知らせ , 話題

マイナンバー絡みの研修会で青森市へ。
小学生の時に親に連れられて以来、20数年ぶりのアスパムです。
人間ならば歳を取るほどに丸くなるはずですが、
相変わらず尖がってます、アスパム。
P1000120(1)
(本当は正面から撮るつもりでしたが、
道路で車に轢かれそうになったのでやや側面から撮影)

でマイナンバーですが、聞けば聞くほどに割に合わない感が増してきます。
そもそもマイナンバー制度のメリットとして、
①給付・負担の公平化(課税漏れや不正受給の防止)
②行政の効率化
③国民の利便性の向上
が挙げられますが、①②は一義的には役所サイドのメリットで、
利用者である私たちにとってのメリットは正味③くらいです。
しかもその③すら、今の段階では
「各種の手続き時に住民票等の添付を省略できるんです(ドヤ顔)」
というもの。
別に300~400円くらいなら懐も痛まないんですけどね。

それよりも今後は、従業員のマイナンバーを収集・管理し、
万一情報の流出があれば罰則適用もありとなりますから、
事業者としては手間が増え、マイナス面の方が大きいでしょう。

聞くところによると、マイナンバーの記載がない場合でも
不利益になる取り扱いはしない、ということなので(例えば、
扶養控除申告書に扶養親族のマイナンバーを記載しない場合でも
扶養控除は認められる)、いっそのことマイナンバーの記載欄を
全部空白のままで作成してしまおうとか、そんなことまで考えてしまいます。

マイナンバーに関して目に付くのが、あちこちで研修会を実施している
システム屋さん(今回のもそれに近いです)とか各種の資格団体が新たな
検定試験を実施しようとしていること(是非検索してみてください)。
何て言うんだろう「乗るしかない、このビッグウェーブ!!」
みたいな。
新たな制度ができると色々な金脈ができますよね。

零細企業の社長さんは、現時点で具体的な対応をまだ考えていない方も多い
かと思いますが、とりあえず従業員さんに「10月~11月に送られてくる
通知カードをちゃんと取っとけ」と言っておくだけでも十分です。
(うっかり捨ててしまう方もいるかもしれませんから)

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