2014年12月24日 00時20分
(STAP細胞は無かったけど)高利な保険商品はありまぁす
この時期になると、年末調整事務に忙殺されている方もいらっしゃるでしょう。
私も仕事柄、色々な控除証明書を目にするのですが、確定拠出年金の
控除証明はまだお目にかかったことがありません。(自分の分を除く)
この確定拠出年金、10年くらい前はよく耳にしました(日本版401kとか)
が、最近はあまり聞かれなくなりました。(定着したの?)
老後の備えとしては、民間の年金保険よりもまずこちらをお勧めします。
毎月5千円から積立金感覚で始められます。
メリットとしては、
① 掛金の全額が所得控除
民間の年金保険は保険料控除の上限が4万(旧制度でも5万)に対し、
こちらはまるまる控除対象
全額が所得控除ということは、払った金額の最低15%
(所得税5%プラス住民税10%)のリターンに等しい
(この場合、キャッシュインの増加ではなく、キャッシュアウトの減少
という形ですが)
単利とはいえ、毎年15%のリターンは大きいと思います
② 様々な金融商品から選べる
株式型、債券型、国内型、海外型など様々な商品を組み合わせて運用できます
運用が面倒と思う方は、元本確保型を選択すればOK
ちなみに運用期間中の値上がり益についても非課税
③ 給付金にも恩恵有り
原則60歳以降にもらえる給付金についても、一時金で貰う場合は
退職所得控除、年金で貰う場合は公的年金等控除の対象となり、
民間の保険給付よりも税負担が軽い
というように、掛金、運用益、給付金すべての面で優遇されています。
注意点としては、
① リターンはあくまでも節税効果としてのものなので、
そもそも課税所得がない方には上記の恩恵なし
② 年間の掛金に上限あり(自営業者の場合、年間で81万6千円まで)
③ 60歳まで加入し続け、中途解約は原則不可
(この点が積立金とは決定的に違います)
④ 毎月手数料が発生(数百円程度です)
というところでしょうか。
まあ、国民年金と違い、確定拠出年金は、自分で積み立て(自分で運用し)、
将来自分が貰うものなので、心情的にも払い易いものではないかなと思います。
銀行に毎月積み立てする余裕のある方については、そのうち一部でも、
確定拠出年金での運用を考えてみてはいかがでしょうか。
あ、ステマではありませんので、念のため。