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2014年12月31日 00時22分

純金製のブツ

カテゴリー:税務・会計 , 話題

年が明けると、改正相続税法が施行されます。
それに絡んでよく目にするのが、
「純金製の仏具を買って相続対策をしましょう」という記事。

根拠となるのが相続税法12条。
「次に掲げる財産の価額は、相続税の課税価格に算入しない
墓所、霊びょう及び祭具並びにこれらに準ずるもの」

現金預金で保有せず、非課税となる財産に形を変えて
節税を図ろうということです。

が、こうした記事はあまり鵜呑みにしない方が良いと思います。

相続税の非課税を主張するためには、
あくまでも日常礼拝の用に供することが求められており、
仏壇仏具なら何でもOKというわけではありません。

ネットを漁ると、純金製の「おりん」などは、
数百万~一千万を超えるものまであり、
投資の対象と認定される可能性も十分あると思います。

当局としてもこれだけ話題になっている以上、指をくわえて見ている
わけもなく、調査の際厳しい目を向けてくるでしょう。
安易な節税策には飛びつかないようにご注意ください。

まあ、我が家では相続するほどの財産も無いので関係ないのだけれど。

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