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2015年8月12日 14時40分

この夏オススメの助成金

カテゴリー:お知らせ , 助成金

別に夏限定というわけではないのですが、年度が替わるとその助成金自体無くなってしまうものもあるので、この時期から準備しておいた方が良いかな、と。
ではいきます。

高年齢者雇用安定助成金
事業内容によっては求人の募集をしても若い労働者が中々集まらず、当分の間はベテラン従業員に頼らざるを得ないという事業者もいるかと思います。
そのような事業者にお勧めなのが「高年齢者雇用安定助成金」。

就業規則等で定める定年年齢を70歳以上(建設業等一定の事業の場合67歳以上)に引き上げた場合、66万6千円を上限に助成金の受給が可能です(60歳以上の雇用保険被保険者が1人以上いることが条件)。

実はこの助成金はもう少し複雑な制度で、「高年齢者が生き生きと働ける社会を構築していくため、必要な雇用環境を整備した事業者に対し助成金を支給する」という趣旨のものです。
そして、「必要な雇用環境」とは、例えば①新分野への進出(高年齢者の知識経験等を活かして)②機械設備の導入(高年齢者の負担軽減のため)③雇用管理制度の導入(短時間勤務、在宅勤務)等を言い、このうちの一つとして、④定年年齢引き上げも挙げられています。

ただ上記①~③ですと、雇用環境整備としてとったアクションと、そのアクションが高年齢者の活用にどう繋がるのかといった証明がちょっと難しいというところもあり、安易に手を出し辛いという印象です(ちなみに①~③の場合は支給対象経費の3分の2が支給の上限)。
これに対し④の場合は、金額の上限は少ないものの、就業規則等の改訂で足りるので分かりやすいというメリットがあり、この点でお勧めしやすいです(もちろん規則を改訂する以上、ちゃんとそれに従って下さい)。

注意点は、就業規則改訂の手続きでしょうか。
本来、常時雇用する労働者数が10人未満であれば、就業規則の作成及び監督署への届出義務はありませんが、この助成金を申請する場合、労働者数に関わらず、監督署に届出た就業規則を添付する必要があります。

興味をお持ちの方は是非。
もう一つのお勧めは次回へ。

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