2015年6月21日 22時38分
2割のオトク
緊急経済対策の一環として、各自治体では国の助成制度を利用した
プレミアム商品券が発行され、十和田市では6月1日~10月15日
の期間での利用が可能となっています。
プレミアム部分は自治体によって2割だったり3割だったりですが、
十和田市では2割となっていますので以下これを前提に記述します。
利用できる店舗が限られているのが難点ですが、
それでも2割のプレミアムはやはり魅力です。
商品券を購入された方も多数いらっしゃると思います(既に完売)。
今回は商品券の利用に関する会計処理について触れたいと思います。
<事業者が商品券を購入し、加盟店で利用する場合>
[設例]
額面12,000円のプレミアム商品券を10,000円で購入し、
加盟店で商品券を使い事務用品を購入
①商品券を購入した時
(借方) 商品券 10,000円 / (貸方) 現金預金 10,000円
②商品券を使い事務用品を購入した時
(借方) 事務用品費 12,000円 / (貸方) 商品券 10,000円
(借方) / (貸方) 雑収入 2,000円
商品券購入時ではプレミアム分は認識せず、利用した時点で
プレミアム分を雑収入として処理すればOKでしょう。
<事業者が顧客に商品を販売し、対価として商品券を受け取る場合>
[設例]
12,000円分の商品を顧客に販売し、対価として商品券を受領し、
後日換金手続きを取る
①商品を販売した時
(借方) 商品券 12,000円 / (貸方) 売上 12,000円
②受け取った商品券を換金した時
(借方) 現金預金 12,000円 / (貸方) 商品券 12,000円
こちらの処理は簡単です。個人的にはわざわざ商品券勘定を使わずとも、
売掛金勘定を使った処理で十分かも。
何となく、勘定科目が増えるのがイヤなんです。
まあ、会計処理なんかは多少いい加減でも良いので(良くないか)
この施策が地域経済へのプラスの刺激になるのが一番なのですが。