2015年9月13日 21時29分
更新研修
所謂「士業」と呼ばれるものの内「中小企業診断士」はかなり異質な存在です。
例えば税理士や社労士は、登録すれば各業界団体(税理士会とか社労士会ね)に必ず入会しなければならず、その代わり(代わりというと語弊があるかもしれませんが)それぞれ独占業務が認められています。
これに対して中小企業診断士の場合、名乗るためには経産省への登録申請が必要ですが、業界団体への入会は任意(しかも都道府県ごとに団体があるという)で、独占業務も無しという扱い。
他にも試験合格後に実務補習又は実務従事が15日間必要なのも特殊でしょうか。
私の場合5日間は実務補習を受け(大雪の日に仙台へ行きました)、残り10日分は顧問先にお願いして実務従事(ということにして)で要件を満たしました。
登録した後も資格の有効期間があり、5年経過すると更新しなければならず、その更新のためには毎年(厳密には5年間で5回)研修を受講しなければなりません(あと実務従事30ポイントだかも必要)。
前置きが長くなりましたが、先日その更新研修の第1回目に参加してきました。
青森市内にあるホテルの会議室?のようなところでみっちり4時間、参加者はざっと50~60名くらいでしょうか(税理士、社労士に比べるとかなり少ない)。
1コマ目は施策全般について。
驚いたのは東北地域の事業所数が直近3年で11.7%も減少しているという事実。
岩手・宮城・福島の3県については被災地域ということもあり、然もありなんという気もしますが、青森県ですら10.9%という減少率。
3年間で1割の事業所が無くなっている現状に暗澹たる気分。
2コマ目には地元企業で経営されている方の講演。
中小企業とは言っても、建設業・製造業・農業・不動産業、しまいには発電事業まで手掛けている会社で、話が壮大過ぎてちょっとついていけない……
自分が想定している中小・小規模事業者とのギャップもあって、正直なところ「コレジャナイ」感も(貴重なお話ではありましたが)。
3コマ目は起業・創業支援の具体的な取組みについて。
こちらは自分の実務にも関わりそうな内容で県南地域の事例は無かったものの、青森市や弘前市での支援実績の紹介がありました。
初参加でしたが、年に1回これくらいの内容であれば特に負担にならないかな、という印象。
今回何よりも大変だったのが、駐車場の確保。
同日、アスパムとその周辺でRABまつり(RABは地元の放送局です)が開催されていたため、近隣の駐車場が全て満車!!
ナビを頼りにあちこちの駐車場を回ったのですが、本当に1台の空きもなかったので、仕方なくラビナの駐車場に駐め(ここもほぼ満車でしたが、タイミングよく出ていく車があったので)、何とか研修に間に合いました。
来年は他のイベントと被らないようにして欲しいのですが……