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2015年3月23日 20時42分

電脳の恩恵と、ちょっと不満

カテゴリー:税務・会計 , 話題

市内を車で走っていると、頻繁に自動車学校の教習中の車とすれ違います。
高校を卒業された方々が、4月からの進学・就職に備え
今月中に免許を取ろうと頑張っているようです。
私が高校を卒業した当時は、3月中は自動車学校に通ってはいけない
という校則が出身校にはあったのですが、今はどうなのでしょうか。

さて、電子申告なるものが世間一般にかなり浸透したおかげで
クソ田舎で税理士をしている私も御多分に漏れず、その恩恵に預かっています。
私が税理士事務所に入った当時はまだ紙で提出していたのですが、今振り返ると
かなり効率の悪いやり方だったと感じます。

提出用の申告書を印刷する前に、白の用紙に文字だけ印刷し、申告書と重ねて
印字の位置にズレがないか確認し、ズレを修正したうえで提出用を印刷、その後
納税者の判子を押してようやく提出、と。
これらの作業、全く利益を生まないものですから。

今は、国税・地方税ともに電子で処理できるので、上記の作業は全てカットし、
(納税者への説明は当然必要ですが)かなり楽させてもらっています。

ちょっとだけ不満を。
電子申告をした場合、提出を省略できる添付書類と省略できない添付書類が
あるのですが、これ何とかなりません?
一枚だけでも省略不可な書類があると、結局郵送か税務署の窓口へ
提出しなければならないわけで、電子のメリットが無いんですよ。
PDF形式か何かで一緒に送れるようになると便利なのですが。
(将来的にはそうなる、という記事を見たような気もしますが、夢だったかも)

ああ、ついでにもう一つ。
電子納税ってあるじゃないですか。
金融機関に行かず、インターネットを利用して税金を納付できるヤツ。
便利だとは思うのですが、まだ地方税はあまり対応してないんですよね。
納税者からすると、「国税は電子納税OKだけど地方税は窓口行って払ってね」
だと、かかる手間は変わらないかと。
窓口に納付書1枚だすのも4枚出すのも大差ないですから。
この辺は、国と地方で足並みをそろえて進めてもらえると助かりますわ。

強いてあげるなら源泉所得税の納付は便利になると言えるのでしょうか。
ただ、私個人的には源泉所得税と住民税の特別徴収は、
制度として早晩廃止して欲しいと思っているので、難しいところです。
(これについては、また機会を改めて触れるつもり)

あ、雪降ってるわ。
東京では桜の開花宣言が出たっつーのに。

 

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