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2015年3月2日 22時27分

狙い撃ち

カテゴリー:社会保険 , 話題

現状では社会保険の加入義務は、①法人②従業員5名以上の個人事業
(特定の業種除く)にあるのですが、実際のところ、加入義務のある事業者
であっても未加入のまま放置しているところもあります。
国としても指を咥えて見ているわけではなく、運送業、建設業などでは
加入への働き掛けを強化しています。

そんな中、こんな報道が。

厚生労働省が国税庁から情報提供を受け、社会保険への加入を違法に免れている
事業者を把握したとか。(国税庁も余計なことやりやがって)
新年度の4月からは加入に向け強力な指導に乗り出し、
最終的には強制加入させる、とのこと。

これ、凄く……マズイです。

余裕のない事業者がバダバダ倒れていくわ。
まあ、働いている従業員のことを考えると加入すべきなんですが、
そもそも働く場が無くなっては本末転倒ではないかと。
いや、義務ですからと言われればその通りなのですが。
印象ですが、「税金です」と言えば渋々払う事業者さんでも、
「社保の会社負担分です」と言うと拒否反応を示す方は多い気がします。
利益の中から払う税金と、利益と無関係に払う保険料とでは、
当然の反応かもしれません。

今回は国税庁との連携で、ということでしたが、これから先マイナンバー制度
が施行され、世に広く浸透すると、この手の洗い出しも容易になるでしょうね。
ありがたい世の中だわ。
当然、行政コストも下がるんですよね。

 

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